糖質制限とケトジェネシス

第36回 糖質制限で注意すること

糖質制限

糖尿病や肥満の方、脂質異常症、高血圧症といった生活習慣病をお持ちの方に糖質制限の意義や実行法をお話しすると、その方たちの中には、その日の夕食から早速実行される方がおられます。

炭水化物カットは、まずは、夕食から始めていただいて、無理のないよう朝食、昼食と進めていただくのですが、中にはストイックにいきなり3食とも炭水化物を抜かれる方もおられます。1か月後6Kg、さらに1か月後4Kgと、2か月で10kgの減量に成功し、今までの人生の中で一番体調が良いと言っておられました。

当院の経験では、夕食のみ炭水化物を抜かれた場合でも、1か月程度で楽に2〜3Kgの減量は可能なようです。

メタボで膨隆していたお腹はすぐには凹みませんが、サイドにくびれが出てきます。

これに腹筋運動を重ねるときっと「かっこいいお腹」が取り戻せると思います。

注意すること

その一方で注意してもらいたいことがあります。

糖質制限を始めて数日後、昼前に意識が朦朧とし、倦怠感に襲われた方がおりました。その日は朝食から完全に炭水化物を抜いて出社したそうです。

おそらく、この方は、低血糖を起こしたものと思われ、無理な糖質制限により糖新生が追いつかず、あるいは、脂肪酸-ケトン体経路へのエネルギー転換がうまくいかなかったものと思われます。

急な、そして、無理な糖質制限では、この方のように低血糖を起こす場合があり注意が必要です。

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